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rot Monat

2006/12/31 17:40
この話、「rot Monat」は自分で書いていて、唯一長く続き、好きだと思える小説です。
ブログの下のほうに忘れ去られていたので、持ち上げて見ましょう!
と言うことで前のは削除しました!
これからも、少しずつ話を展開していきたいと思いますので、宜しく御願いします!
それでは人物紹介から!↓

*椰月 華葦・栢(やづき かい・はく(grau)

性格;無口。

  
   何らかの理由で、誰かに裏切られたらしい。
   その理由は後に明らかになっていくであろう。
   この話の主で、椰座の幼馴染。

髪色:銀色

瞳 :黒

身長:185

歳 :22




*覇駈羅 椰挫・閼伽(はくら やざ・あか)

性格:明るくてアホだが、いざとなると、とても頼りになる。

   風龍の前では素を見せるが、よほどの事ではないと他人には見せる      事は無い。
   自分は何時も完璧でなければならないと言う前世での意志が、受け継が   れ、根はとてもしっかりしている。
   華葦の幼馴染。
   もう一人のrot Monat。
 

髪色:銀色

瞳 :金

身長:184

歳 :22



*龍樹 風龍・風莉菟(りゅうき ふりゅう・ふりう rot Monat)

性格:二重人格。

  突然椰挫の前に現れて、少しでいいから家に泊まらせてくれと頼み込む。
  何者かに追い回されているなぞの少年。
  過去にrot Monatと言う名を捨てたと言う。
  
  


髪色:黒

瞳 :赤

身長:179

歳 :19 


*蛾桜 京(がざくら けい)

性格;常に冷静。
   閼伽で遊ぶのが好き。

   閼伽の部下の仲でも一番閼伽によって慕われていた者。
   風龍とは、例の裏切り以前から、ずっと仲が悪い。
   柏のことが嫌いだが、華葦のことは好きらしい。
   曲がった事が大嫌い。

髪色:黒

瞳 :青

身長:172

歳:19




*水無月 狭羅琥(みなづき さらく)

性格:臆病だが、一緒に居ると和む。

   皆に慕われている風龍の彼女。
   rotMonatと言う言葉を聞くと、何故か押し黙ってしまう。
   過去に、何かがあったことは確かだが、何時も口を開かないので、研究所

   の一部に、要注意人物だと疑われている。

髪色:黒。

瞳 :茶色っぽいオレンジ

身長:155

歳:19


<ではお話の始まり。>

「プロローグ」


真っ白な世界が暗闇に覆われた。

ただ 真っ赤に染まった綺麗な華と真っ白で輪郭の無い華を残して。

闇に染まった空には 紅い月と白い月が 左右に分かれて浮かんでいた。

人の声も 鳥のさえずりも 何もかもが聞こえない。

この音の無い世界に 音の有る世界をこんなにも愛しいと思った事など今までに一度も無い。

余りにも何も聞こえない空間で 静寂に狂う事を覚えた。

音が無いなら 自分の声を。

そう思い これ以上は出ないと言うほど叫んだ。

叫んだつもりだった。

だが 静寂に静まり返った世界は一向に音は響こうとはしない。

音の無い世界 つまりこの世界に閉じ込められたのだ。

それなら自分の体中の音はきっと消えていないのだろう。

もし聞こえなければ 自分が生きていないという証拠になってしまうだろうから。

自分の手首を噛み千切った。

ガリッと言う鈍い感触が口に広がる。

手からはゆったりと流れるように紅い血が伝う。

その光景を見届け手首を耳に当てた。

脈が静寂を切り裂くように 優しい音を立てて唸る。

この世界で初めて聞く音が とても心地よい。

例えそれが脈の波打つ音だとしても 自分の「生きている」と言うことが証明されたのだから--------

優しい音に包まれながら そっと目を閉じた-------














第一結「記憶の欠けた再会」


したしたと降る雨には 恨みを。

囀りの無い鳥達には 哀しみを。



1



ポツリポツリ・・・・。

雨が大地を飲み込むような音を立てて降り続いていた。空気が湿り、手に掛かった水が少しべたついて気持ち悪い。

その雨の中、華葦はところどころにある電灯に照らされながら静かに音を立てず歩いていた。

もともと性格も物静かな為、何をやるにも物静かなのだ。

歩きながら、今日の夕飯は何にしようか、椰座に何を買っていったら喜ぶだろうかなどと他愛の無い事を考えていると、何処からか声が聞こえる。

「ねぇ・・・血・・好き・?」

一人の青年の様な声が雨の中でポツリと呟く。まるでこちらに話しかけているとでも言うように。

華葦はぴたりと立ち止まり声のするほうへ耳を傾けた。あたりは静まり返り、ただただ声だけが聞こえてくる。めずらしく鳥のさえずりも聞こえてこない。

きっとこの豪雨が、鳴いている鳥の声さえもかき消しているのだろう。

確かに豪雨のはずだ。だけど、どこか物静かで。

こんな日には何か良からぬ事が起きる様な気さえする。

現に今こうして、何処からか聞こえてくる不気味な声、発言に不快感を覚えている。

「皆血に濡れて死んでしまえばいいのに」

青年は壊れたように繰り返していた。不振に思い、声のする方向へ一歩一歩ゆっくりと慎重に歩く。数秒にも満たない内に青年は姿をあらわした。

なぜか道路のど真ん中で寝そべっていた。

雨でびしょ濡れになりながら、それでもお構い無しとでも云うように、静かに狂い乱れる。

まるで、青年の周りを何かが柔らかく包んでいるように思えた。

青年の手には、無数に流れる紅いものが見える。

その紅いものは青年をいっそう不気味に、美しく見せる。

その姿を見て、一瞬何かが頭を過ぎった。

このような光景を以前、いつかは分からないが見たことがあるような気がした。

俺は、何か忘れてはいけない特別な何かを忘れているのではないだろうか。

青年が何をしているのかは分からない。

だが、道路で寝ると言う事は危険だと言う事は誰もがわかることである。

おまけに今日は一段と霧が充満ている夜だ。

雨が降っているのに霧が出来るなんて、めったに無い現象だ。

そう、確か前にもこんな感じで霧が充満し、雨が降っていた。

したしたと何かに恨みをぶつけるかのように、それで居て静かに降る鋭い雨が。

きっと車がこの道路を曲がってくると、この青年はずたずたに潰されるのだろう。

さすがに危ないと思いながら、青年を歩道に連れだそうと近付く。

すると青年はこちらの気配に気が付いたらしく、いきなり体を起こしゆっくりとこちらに眼を向ける。

漆黒の様に黒い髪の隙間から閼伽い瞳が覗く。

「まってたよ・・・華葦・・・」

青年はうっすらと唇の端を上げ、音楽の知識で言えばアルトくらいの声でそう呟いた。

不気味だが、氷の様に透き通った笑み。

この青年は誰だろう。

一度でもすれちがった事はあっただろうか。

華葦は一瞬でも逢ったと言う人のことは全て覚えることが出来る。

生まれたときから、そういう能力を持っていた。

人だけではなく、教科書に書いてある文字を一目見るだけで一字一句間違えずに覚えることが出来た。

華葦はこの知的な能力を余り好んでは居なかった。

かえってそれが裏目に出る事も多々あったからだ。

例えば、小学校の時の事だ。

小学生にはとても難しい問題を「解ける人は手を挙げろ」と先生は言う。

だから、華葦は手を挙げた。

全て分かっていたから。

周りを見渡すと誰も手を上げる者は居なかった。

手を上げている華葦に関心の声や嫌味を言う者は居たのだが。

手を上げながら周囲を見渡していると一人だけ綺麗に手を伸ばして当ててもらうのを待っていた。

先生は華葦では無く、そいつを当てる。

椰座との出逢いはそこから始まった。

先生に当てられた椰座が自信ありげに答えようとする。

それを俺は邪魔をして、椰座の言葉の上から問題を次々に解いていった。

椰座はそれを見て、怒ると思った。

だが、思っても見なかった結果が、華葦を惑わせる。

椰座はにっこり笑ってお前すごいなぁと褒めてくれる。

ただ、怒ったのは先生で、それから手を挙げても一度も当てて貰えなかった。

今思えば、くだらない事ばかりだったようにも思える。

この件があってからと言うもの、椰座は先生に華葦を当ててやれと説得を何回も何回も繰り返してくれた。

そのため、授業中に一度はその話題で盛り上がった。

結果はどうであれ、華葦はその事が嬉しかった。

ただ気がかりだったのは、華葦とつるみ出した椰座もが先生に嫌われていた事だった。

その事を椰座に話してみた。

「俺はもともと人に好かれるタイプじゃないから、別に当ててもらわなくても自分が納得出来る答えが出せればそれでいいの。んとね、今自分が出来る事は、華葦が先生に当ててもらうことが実現出来る事。それが出来れば自分でも納得した答えが出せるわけ」

その椰座の言葉は現実とは裏腹に矛盾していた。

椰座は学校ではいつも皆に囲まれている人気者で。

まるで陽だまりの中にいる様で。

どれほど羨ましかったのだろう。

華葦はほとんど一人で居るような暗い子で。

そんな華葦が、今普通に暮らせているのは椰座のお陰で。

そんな頃から俺達は良く遊ぶようになっていた。

椰座と仲良くなったのはこの能力のお陰だが、それ以上に、この能力で嫌われる事の方が多かったのだ。

そのため、この能力を華葦は呪っていた。

大人に撮っては、なんだこんなもんかと思うことでも、子供の華葦にとっては、とても重要な事だった。

だが、今は目の前に居る青年を思い出そうと、呪った能力に必死で頼っていた。

今の青年が発した言葉は聞き違いかなんかだろうか。

こんな事が言えるのは、やはり会った事が無いからだ。

だが、心の奥底で何かがつっかえる。

もしかしたら、生まれる前に一度会ったのかもしれない。

そんな乙女の様なことを考えているうちに、カーブを曲がった車が猛スピードでこちらに走ってくる。

「早くこっちに来い。
惹かれたいのか・・・」

そういつもの落ち着いた様子で青年を見ながら呟く。

何故こんな時に落ち着いていられるのか、自分でもよく分からなかった。

ただ、目の前に居る少年は助かる気がしたから。

静かに眼をつぶった瞬間と共に車の「ギギギギギーーーーッ」という雑音が耳に届く。

この音にかすかに吐き気を覚える。

そしてその音と共に回りに居た大勢の人のあげる悲鳴をただただ、静かに聞いていた。

やがて、悲鳴からざわめきに変わる。

眼を開ける気にもならなかったが、いつまでもこうしているわけにも行かない。

そう思い眼を開けた。

次の瞬間眼に映るのは、「血に染っまてずたずたに潰された青年の死体、それにあわせて返り血を浴びてレールにぶつかりつぶれている車、そしてブレーキを掛けた車のタイヤの跡が残っているアスファルト」普通ならそう考えるはずだ。

だが彼が目を開けて見たものは、急ブレーキをかけたアスファルトに残るタイヤの跡、レールにぶつかった車。

ここまでは、自分が予想した展開どおりだった。

だが、さっきまで道路で寝そべっていた青年だけは自分の目の前に平然と立っている。

人間と言うのは危険が迫ったときに予想以上の力を発揮すると聞いた事がある。

だが、1秒にも満たない間に10メートル以上離れた場所に移るのは不可能である。

ちなみに華葦は、そんな力を発揮した事など無い。

そんな事は信じないに等しかった。

長年そう思い続けていた事が今、まさに音を立てて崩れようとしている。

一体この青年は何者なのだろうか。

瞬間移動でも出来るというのか。

いや、普通に考えればそんな事が出来るはずは無い。

数え切れない疑問を抱きながら青年を食い入るように見つめていた。

すると青年はこちらを見て、静かな笑みを浮かべる。

ひやりと冷たく、正直に悪魔を連想させるような不敵な笑み。

角度によっては、人を見下すような、愛される事を知らない子供の様な印象も与えられる。

華葦はその笑みに悪い意味で心を奪われた。

だがその笑みは長くは続かなかった。

目の前に立っていた青年は急に手で額を押さえ、苦しみだした。

華葦は額を押さえ、もがき苦しんでいる青年に少し足早に近付いた。

「お前・・・大丈夫か?」

とっさに出た言葉に自分で驚く。

ーーーー大丈夫か? 自分がそう尋ねたのは何年ぶりだか分からない。

覚えている範囲ではすでに2年は言っていないだろう。

そう自分の言動に驚いていると、青年はゆっくりと額から手を離し「大丈夫」と答える。

「そうか。ならいい」

そう言って足早に去っていこうとする華葦を青年が引き止めた。

自分の発言に動揺したせいもあったのか、その場に居るのが妙に恥ずかしくなる。

すると後ろから声が降りかかる。

「あなたの名前、華葦ですよね?」

さっきと明らかに違う口調と声に、とっさに振り返った。

そこに居たのは壁にもたれていた青年だった。

だが、怪しい雰囲は今では少しでも感じ取る事が出来ない。

声も、アルトではなく、ソプラノの様に高くなっていた。

不思議に思いながらも、冷ややかな返事を返す。

「そうだが・・・。 だが何故お前が俺の名前を知っている?」

そう答えると黙っていた青年は口を開いた。

「僕は風莉菟です。
今日から華葦さんの家に泊まらせていただく者ですが・・・。
椰挫さんから聞いていませんか?」

その答えに華葦は椰挫のいっていた言葉を思い出した。

そういえば今日は客が来るって言っていた。

椰挫は、華葦の幼馴染でもあり、仕事仲間でもあった。

出会うまでは、お互い自分達が幼馴染であるという事を知らなかった。

赤ちゃんの頃に度々会っていたようだ。

幼稚園の入学式に、椰座は親の転勤で引っ越していったらしい。

だが、小学校は同じ学校に入学してきたらしい。

その事はお袋の発言によって知らされた。

「あらあら。もしかして椰座君?
覚えてるかなぁ?椰座君と華葦はねぇ、幼馴染だったのよぉ。」

その時アゴがハズレそうなくらい驚いたのは華葦だった。

椰座は平然と知ってる!と答える。

「だって、華葦全然気づかないんだもん。
いつか思い出すと思って。
だけど何時までたっても思い出してくれないんだもんねぇ・・・。
椰座は悲しいです。」

泣きまねをする椰座に、華葦は慌てて謝る。

「わゎゎっ。
ゴメンネ!椰座!」

「んー。
いいよ、許しちゃえ~!」

そういいながら、椰座が頭を撫でてくれたのを思い出した。

それ以外の事でも2人はいつも一緒に行動していた。

仕事場では「名コンビ」と呼ばれるくらい一緒に居る。

おまけに姿形なにもかも似ている為、双子と間違われる事も多々ある。

いや、似せている、と言った方が良いのだろうか。

髪型の形も、服装も何もかも。

だが、やっぱり自分のセンスも大事にしたいから、と髪の毛の色と性格だけは違う。

もともと、椰座は華葦の顔に近かったせいか、クラスメイトに間違われる事が多かった。

だからいっそうの事、こうやって真似をしている。

椰座に言わせれば、ばれるかばれないかのスリルが楽しいらしい。

仕事場でもたまに「どちらが華葦でしょう」などと言って仕事仲間を困らせている。

困ると言っても雰囲気と髪の色で見分けられるのが落ちでなのだが。

もちろん、こんな変な遊びを提案するのは決まって椰座である。

親の居ない華葦にとって、椰座は憂鬱の心の支えだった。

椰座の親の事は、聞いても教えてはくれない。

きっと何か事情があるのだろう、とここは聞かない事にする。

「あぁ、お前が椰座の言っていた客か。
 道路で一体何をしてたんだ?
 もしかして、俺を待っていた訳じゃないだろうな?
 それにその傷、何だ?」

ゆっくり歩きながら、少しずつ話題を変えていく。

先ほど見たとき、血が流れていたのはどうやら手首を怪我していたらしかった。

華葦を呆然と見て、しばらく立ち尽くしていた風莉菟は我に返り、やっと追いかけてくる。

遅いと振り返ろうとすると、服の裾が少し重くなった。

どうやら風莉菟が、自分の服を掴んでいるのだろうと彼は思う。

振り返ると言う動作を実行すると、そこには確かに、服の裾を掴んで俯いた風莉菟の姿があった。

「どうした?何かあったか?」

優しく尋ねる華葦に、ほんの少し笑って、別に何でもないですと答える。

「で、さっきの質問なんですが、よく分からないんです。
たまに自分が誰だか分からなくなって、自分でも理解できない事 をやってるんです。
この傷も、気づいたらなってて・・・。」

と少し控えめに告げる。

その言葉に華葦はきっと二重人格という物だろう、と思考を巡らせた。

それを当の本人が分かっていない、ということは話を聞けば分かる。

取り敢えずは家に風莉菟を案内しなければならないことを考える。

自転車が、2人乗り用だったため手間が省けたと安堵する。

話はそれからだ。

「そうなのか、一応家に案内するから乗れ。」

そう言って近くに止めてあった自転車に乗った。

風莉菟はそれに従い素直に自転車に飛び乗る。

華葦はある事に気が付いた。

風莉菟が無事だったとはいえ、車の中に居た人が無事かは分からない、と。

「あぁ、そうだ。
いちおう救急車を呼んでおこう。
まぁ誰かが連絡しているだろうが一応・・・。」

華葦は自転車に乗ったまま、携帯を取り出し、119と言う3文字の短い番号を押した。

しばらく電話を耳に当て、待つ。

電話の向こうには電話の鳴らすベルの音が響く。

その音が妙に心地よく感じるのは何故だろうか。

しばらくするとベルが静かにやんだ。

その代わりに、向こうから「はい、どうしましたか?救急車と消防車どちらでしょうか。」と言う言葉が聞こえた。

その声に少し驚き、我に返った。

相手の声が、いかにもむさ苦しいおっさんの様な声だったからだ。

華葦はあまり声の大きな人は好まないのである。

だが、声が小さいとはいいずらい椰座とここまで付き合ってきたのには、自分を含め周りの皆も不思議がっていた。

少ししかめっ面になりながらも本来の目的を思い出す。

「鬼桜市の5丁目14番地にあるレールに車が激突した。救助を願う。」

「分かりました。今すぐに救助に向かいます。けが人は何人居ますか?」

との応答があった。

即座に当たりを見渡し、けが人が居ないか確かめる。

「一応、車の中に居る人、多分5人だ。
それ意外は大丈夫だ。」

そう告げてしばらく話した後、電話を切る。

風莉菟はどんな事が起ころうともいつも冷静を保っている華葦を不思議そうに見ていた。

電話を掛けてから、約10分程経過したところで救急車のサイレンが鳴り響く。

それを確認してから、後ろに風莉菟を乗せてその場を去った。



2



あれから15分くらいたってようやく華葦の家に到着した。

帰る途中、2人は何も話さなかった。

華葦は一体全体不明な事ばかりが一気に起こったせいか、何から話せばよいのか分からなかったし、風莉菟も話すことなどどうでもいいように思えた。

それより華葦は、帰ってから聞こうと思うことを頭の中で綺麗に整理する。

沈黙の中、自転車に乗り風に揺られながらいつもの帰り道をゆったりと走る。

何時もの帰り道が、スライドショーを見ているかようにゆっくりと流れていく。

まだ頭の中はかなり混乱しているようだ。

目の前で起こった事が、残像が、まだ目の前で何度もリピートしている。

思い出す度に、あの音、あの雑音が耳を切り裂くようになり続ける。

頭が痛くなる。

だから、必死で思い出さないように家に着いたら、についてを考える。

そんな事を考えている内に、人通りが余り無い、少し寂しい雰囲気を持つ場所に、ぽつんと一つ聳え立つ古いアパートが姿を現す。

華葦と椰座はその古いぼろアパートに住んでいた。

建設されてから約15年は経っていると考えても良い。

軋んだ木の柱、子供が書いた随分と古い消えかかった落書き、錆びたドア。

妙に不気味だが、懐かしさは溢れまくりだ。

その古いアパートの階段を2回登って、一番奥の部屋の前に2人は立つ。

多分このアパートの中ではこの部屋が一番綺麗だろう。

華葦は持っていたバックからこの部屋の鍵を探る。

しばらく探し、ようやくお目当ての物を見つけ、それでドアの鍵を開ける。

扉を開くといつもの様に幼馴染の姿があった。

幼馴染は扉の開ける音と同時に振り返り、おかえり~とふざけて言う。

それに応じるようにただいま、と柔らかい笑顔を見せる。

その光景を見届けて、部屋全体を見渡す。

目に広がった風景は男二人で暮らしている部屋には思えないようなオシャレな家具や小物が飾ってあった。

このボロアパートでもここまで綺麗になるんだなぁと素直に関心する。

どちらかと言えば椰座の意見の方が多く取り上げられているようで、ほとんどが椰座の好きな物が置いてある。

お洒落なガラス細工の置物や、綺麗に縁取られた花のランプ、小さく丸いテーブルには、最新型のノートパソコンが2台が、仲良く並んでいた。

そして、本棚には一般人には解読できないだろうと思われる問題集などがびっしりと綺麗に並んでいた。

こちらは華葦の意見だろうと言う事が推測される。

意外だとでも言うようにその風景を眺めていると、椰座がこちらに気づく。

「ん~そこに居るのはだれかにゃ~?」

そういうと華葦の後ろからゆっくりと風莉菟が姿を現す。

「おー風龍いらっしゃい!
 ってか華葦と知り合いだったんだ?」

「いやいや、俺が道路の真ん中で寝そべってたら車来てさ。
そこを華葦が助けてくれただけ。」

さっきまでの素直な態度だった風莉菟の性格が又変わった、と華葦は思う。

それと同時にいつ性格が戻ったのか、と言う疑問が浮かび上がる。

「そっか。
でも、なんで道路に寝る必要があるんだよ?
 それに血でてるし。
しかし、華葦が人を助けるなんて珍しいじゃない?
ってか二人ともびしょぬれじゃん。
タオルとキューキューバコ持ってくるから玄関で待ってて、 部屋がぬれる。」

少し怒り気味の椰座を前に、今の会話がおかしい事にきずく。

華葦は風莉菟を助けたわけではないし、第一椰挫は風莉菟の事を風龍と呼んだのだ。

「待て、今の会話はおかしくなかったか?」

そういうとタオルを取り出している途中だった椰挫は何が?と聞き返す。

「こいつの名前、風莉菟だろ?それに助けた覚えも無い。態度も変だし・・・。」

華葦はさっきまで疑問に思っていた事をぶつけてみる。

タオルを渡しながら、椰座は納得したように風龍に尋ねる。

「あぁ、にゃるほどw風龍あの事まだ話してないんでしょ?」

そう言うと、風莉菟はコクンとうなずく。

一体何のことだ?と考えていると突然椰座が口を開いた。

「ん~と。こいつは、見ての党利性格がころころ変わるわけ。
しかも幼い頃の記憶はあまり覚えてなくて、つまり記憶喪失。
それに、二重人格者で~。
んで、性格が悪いほうは風龍で、何事にも無関心なほうが風莉菟と言うらしい。
いかにも、記憶喪失だと自覚しているのは風龍だけ。
俺が最初あった時は風龍だった。
多分風龍の方が本来の性格なんだろうと思う。
んでね、なにやら訳の分からん妙な連中に追いかけられているらしいんだよね。
俺の推測ではそいつらが、風龍の過去に関わってるかも知れないから要注意って訳です。
と言うわけで、この家でしばらく匿って欲しいというわけで今の状況にいる。
以上報告終了。」

最初から最後まで早口で説明した椰座にご苦労と短く告げる。

華葦はしばらく悩んで、自分の中での結論を言い渡す。

「だいたいの状況は把握した。
お前はこの家にいる以上自分の事は時分でやる事と、俺たちにその厄介な連中と関わらせない事を誓えるか?
誓えるならここに居ていい。
だが、誓えないならば今すぐここを出て行け。」

そう冷ややかに言った後、即答で返事が返ってくる。

「誓える。誓えなかったらその時はその連中を殺して自分も死ぬ。」

あまりにも簡単にそういうことを言う風龍を華葦は睨んだ。

だが、その風龍の目は揺るぎの無い光を保ち、こちらを見返していた。

風龍の揺るがない眼に、華葦は興味を抱く。

こいつは一体どこまで契約を誓えるのか、万が一誓えなかった場合本当に死ねるのか。

華葦は今までに誰にも見せなかった怪しい笑みを作った。

「いいだろう、そこまで言うなら誓ってみろ。
だが死ぬ場合は俺の許可を取ることだ。それでいいなら泊めてやらん事も無い」

その言葉を傍らで静かに聴いていた椰挫も、静かに華葦以上に怪しい笑みを浮かべていた。

「大変な事になってきたねぇ~
でも俺はその変な連中に関わっちゃってるから、華葦だけの契約と言う事になるけど、別にイイよね?」

その言葉を聴いて華葦はすぐに真剣な顔つきになった。

どういうことだ、と聞こうとしたそのとき、さっきまで黙っていた風龍が「それでいいよ」とこれまでに無い、最高の笑顔で言った。

椰挫はかっわいいwなどとほざいていたが、華葦にはどうしても風龍が心のそこから笑っているようには思えなかった。

そりゃ、関わらせたら死ね言われて怯まない奴なんて余り居ないとは思う。

だが、それとは裏腹に何かがあるように思えた。

まるで昔の自分みたいに・・・・。

自分の勘違いかもしれないが、それでもその笑顔を見て華葦は風龍をどうにかして救ってやりたいと思った。

椰挫が俺を救ったように______。

だが、華葦の意思は変わらなかった。

「まぁ、一緒に住むなら楽しいほうがいいじゃん?だから二人とも喧嘩しないよーに!!」

「それもそうだ。宜しく頼む、風龍」

「・・・まぁ、いいんじゃないの?宜しく。」

「何だ、今の間は・・・」

「別に?」

あまりにも無愛想で生意気な風龍に、華葦は少し苛立ちを覚える。

それでも椰座に言われた側から喧嘩をする気力も無く、無愛想で生意気な青年を黙って見ていた。



「それよりさぁ、風呂入ってきなよ。
あんた等びしょ濡れすぎて、タオルじゃ追いつかんのよ。
風龍の応急処置は風呂入った後!」



3


先に風呂に入っていた華葦は、どうやら仕事に行っているらしかった。

風呂から湯気を立てて出てくる風龍に話しかける。

「風龍、これからどうするつもりかにゃ?あの事はまだ華葦には話さないの?」

突然椰座はいつもよりトーンの低い声で聞く。

「ん、まぁ華葦には黙っててよ。時期が来れば俺がちゃんと話すから」

「了解。
でも俺その話聞いたとき眩暈がした。
まさか、華葦と風龍が兄弟だったなんてね。
きっと華葦が聞いたらもっと凄い事になるんだろうねぇ。
楽しみだ。」

「まぁね、んでもしばらく見ないうちに華葦の奴、無愛想になったなぁ。
んですっげぇ大人びた!昔は綺麗って言うより、可愛い系だったのになぁ」

風龍が昔を懐かしむように、そして楽しそうに言う。

だが、突然虫でもかんだか?とでも言うように苦い顔をする。

「どうした?」

その問いかけに静かに「ちょっと昔の事を・・・」と答える。

そう控えめに答える風流を前に、心当たりを見つける。

あぁ、あの事か・・・。

あの事件は華葦と風龍の憂鬱の繋がりを壊した。

風龍はその事件が自分のせいだと思い込んでいる。

椰座はその事件の全てを見届けた数少ない人物なのだ。

「何回言ったら分かる?
あの事件はお前のせいじゃない・・・。
俺はずっと側でお前達を見ていたから分かる。
悪いのは全て<閼伽>だろうが!」

いつも陽気な椰座は真剣な顔つきで怒鳴る。

そういって事実を認めさせようとする。

そう、悪いのは全て 閼伽。

閼伽のせいで全てを失った。

華葦も、風龍も、椰座も、そして閼伽自信も・・・。

だが風龍は、その顔は見飽きた、とでも言うようにため息をつく。

そして椰座の頬に手を伸ばす。

微笑みながらゆっくり語る。

「閼伽は悪くない。
たまたまその現場に居合わせただけだ。
悪いのは全て俺だ。」

居合わせたんじゃない。

俺はあの日自ら風龍の跡を追っていったんだ。

それで、閼伽が・・・。

その跡の事は思い出せないが、何があったのかは大体の判断はできた。

少し言葉を切って続ける。

「お前の大切な人を守ってやれなくてごめんな・・・。
俺のせいで・・・。」

「お前がやったんじゃない。」

平常心を保つようにしていた。

だが、今回の話ばかりは自分への怒りを押し殺す事は出来なかった。

自然と涙が溢れ、それは綺麗に一筋の線を描き零れ落ちる。

ひっでぇ顔。と椰座は子供をあやすように静かに風龍を抱きしめる。

何故そうしたのかは分からない。

だが、これだけは言える。

椰座の苦しむ顔は見たくなかったから・・・・・。




4



しばらくして、華葦が仕事から帰ってきた。

扉を開けた瞬間に目に入ってきた映像に華葦は絶句した。

それと同時に、両方に持っていた袋を落とす。

風龍が椰座の腕の中で眠っていたのだ。

椰座は華葦が帰ってきた事に気づき、お帰りと言う。

明るく言ったつもりだった。

だが、上手く声が出ない。

その異変に気づいたのか、華葦は椰座と風龍に近付いた。

すると、風龍の目には涙の乾いたような跡が残っていた。

「なんだ?喧嘩でもしたか?」

と不安げに聞く。

「うぅん。喧嘩じゃなくて話し合いね。
んで、おれが酒持ってきてたら奪って飲まれた。
何か昔の話をしてたら急に泣き出して・・・・。
それで俺の腕へまっさかさまってわけです」

笑いながら適当な嘘でも事実でもない話でごまかす。

なるほど、こいつならありえそうだな。と華葦は納得して少し笑う。

そしてふと疑問に思う。

酒を飲んでそのまままっ逆さまなら酒は何処に行ったのかと。

「酒は何処だ?片付けたのか?」

椰座はぎくっと方を振るわせた。

この人の頭は何故こんな疑問ばかり考え付くんだ・・・。

こう言う時の華葦はあまり好きではない。

「う、うん片付けた。
あまりにも凄い勢いで飲んでたからさ・・・。」

華葦には自分がないていたことに気づかれたくなかった。

「そうか、こいつはそれなりに酒は強い方と見られたんだが・・・。
期待はずれか。」

と少し悔しげに言う。

そんな華葦を見てのんきだな、こいつも。と心のそこから思った。

そんな会話をしていると風龍が動くのを感じた。

どうやら起きた様だ。

「お早う。椰座。あっ華葦お帰り。
んー。今何時・・・?」

そう言って、椰座と華葦に抱きついてくる。

あまりの唐突さに華葦は風龍の体を突き飛ばしそうになる。

それと反対に椰座はもう慣れたとでも言うように、はいはい、風龍ちゃ~ん起きてね。と軽く頬を叩いた。

「えぇ~?嫌。ずっとこうしてる~。」

まるでママにおもちゃ飼えと強請る駄々っ子のようだ、と華葦は思う。

少し困り気味の華葦を見て、椰座はため息をつく。

「こいつ、いつもこうなんだ。
寝起きに人になつく習性がある。ウザイ時もあるけど・・・。結構可愛いぜ?」

そういわれて、風龍をよく見てみる。

確かに真っ赤な猫の様な目とまっすぐに伸びた黒い髪はまるで女の様な気配を漂わせている。

それが今自分に抱きついているのだ。

確かに可愛くないといえば嘘になる。

「まぁ、確かに可愛くないとも言わない・・・。
 ひょっとして女だったりするのか?」

さっきまで自分の腕にもたれていた風龍のがびくっと動く。

「う~ん、確かに女っぽいけど違うねぇ。れっきとした男だよ」

「そうか。(今のびくつきは何だ。)
それと、さっきから言おうと思っていたのだが、こいつ荷物何も持ってきてないよな?
着替えとかどうするつもりだ?」

「んと、一応俺の貸すつもりなんだけど。
こいつ俺達とあまり背の高さ変わんないからさ。」

「そうか、ならいいんだ。俺も大概の事は協力する。」

昨日言っていた事と、今言っている事が矛盾している事に少し驚いた。

だが、一緒に住む以上はやはり少しだが協力しないことには行かないだろうと言う結論にありつく。

考えていると、椰座からお礼を言われる。

「ありがとう。」

そんな事でお礼を言う事は無い、と少し照れながら返す。

そんな他愛の無い話をしていると、インターホンが鳴る。

そのとたん、風龍は顔を上げて一言呟いた。

「あいつら、来た!」

あまりに突然だったから、華葦と椰座はバランスを崩した。

そして、バランスを崩していた椰座は聞き返す。

「あいつらって、閼伽の部下か?!」

「そうそう。閼伽の部下!ちょっと待ってて。」

「ちょっ、ちょっと待て、閼伽の部下なら閼伽が出たほうがいいんじゃないのか?」

そう訪ねてみた。

「うぅん、いい。今日は、俺に用があるみたいだから。待ってて」

そういい終わると同時に、玄関先に突っ走る。

そして慌しく扉を閉める音が部屋に響いた。

目を閉じて静かに外から聞こえる声や音を聞く。

どんな小さな音も聞き逃さずに。

一方で華葦は、何事だ。とオロオロするしかなかった。

「何か用かな?京さん?」

少し挑発気味に尋ねてやる。

相手は、黒いフードを身に纏ってこちらをじっと見ている。

「相変わらず変わらないね、風龍。今日は刻様の伝言
を届けに来た。」

そういいながら、鞄の中からチケットのようなものを取り出す。

「刻から?一体今更何を・・・」

「えっとだね、」

そういい終える前に、チケットから青い光が浮かび、刻と言われた者の映像が浮かび上がった。

「久しぶりだな、風龍。
お前に言わなければならないことが出来てな。
今すぐ研究所に戻って来い。」

「嫌。あんなむさ苦しいところに戻るなんてありえない。」

「さもなくば、近い内にこの世は滅びる。」

「んなの知ってる。」

「時は満ちた。
事はお前次第だ。
又前の様に同じ事を繰り返すのか?
いや、お前にはできないはずだ。
華葦とやらを裏切る事はもう、うんざりだろう。
まぁいい、3日だ。
3日で答えが出せなければ、強制的にお前を研究所に連れ戻す事になるだろう。
だが、お前が決めたことには従おう。
では、よい結果を待っている。」

そういい終えた後、チケットから出ていた無数の光は、ゆっくりと時間をかけて消える。

「んな事言われたってそんなに簡単に結論出せる事でも無いと思うんだけど。」

このまま放って置けば世は滅びる。

それに又華葦を、柏を裏切る事になる。

だが、あの研究所に戻ったら、又あの途轍もない痛みを負わなければならないかと思うと、とても戻る気にはならない。

「お前次第らしいぞ。」

そう言って少し相手を見ると憎い笑いを見せる。

「分かってるさ。
所でさぁ、何でお前が来るわけ?
どうせなら、狭羅琥に来て欲しかったんだけど?
よりによって何でお前が・・・」

「あぁ、狭羅琥ちゃんか。
あの子なら、風龍探す~とか言って研究所抜け出して行方不明。
そういえばお前の彼女だったっけ?」

「ほぉ~。狭羅琥が俺のために行方不明と。
俺って思われてるなぁ・・・。
んで、お前が来たの?」

警戒するような、不審者を見る様な目でじーっと京を嫌そうに見る。

「お前狭羅琥ちゃんの事になると、五月蝿いからね。
んで、俺が来たのはその事だけじゃない。
刻様が、俺と風龍はこれから同行しろって言った。」

「・・・そうか。(いやだなぁ)
それよりさ、俺研究所行く。
もう裏切りたくないし。
その代わり、椰座と華葦も連れてくけど?」

そう言われた京は、少し考えてYESと言う答えを出した。

「俺から刻様に頼んどいてやる。
でも借しだから。
借りたもんはちゃんと返せよ?」

「いつになるか分からんけど、ね。
お前はもう帰れよ。
チケット、どうも」

「おぅ。帰る前にちょっと耳かせ。」

風龍は言われたままに耳を傾ける。

耳を傾けた風龍を見届け、呟く。

「               」

言った京を無言で見る。

「じゃあな」

ぶっきらぼうに言うと足早に歩き出す。

その姿を見ながら風龍は呟いた。

「お前の求めるものはすぐ側にある、か。
言ってくれる。」

そう言って、少し微笑んだ。

京の姿を見えなくなるまで見送ってから、風龍は部屋に戻った。

すると、華葦が、妙に不審な目でこちらを見ていた。

少し苦笑いしながらも、椰座と華葦の間に座る。

「今の話・・・もしかしなくても聞いてた?」

視線を気にしながらも尋ねる。

しばらく、答えが無い事に答えは出ていた。

「やっぱり、聞いてたよな?」

もう一度聞くと、しぶしぶと頷く。

「・・・世界が滅ぶってどういうことだ?
あの時の様に俺を裏切るって・・・?
お前俺を見捨てたのか?」

力の無い声に風龍はどうこたえればよいのか分からなくなる。

「・・・そう。
っだ~もぅ!
一から説明するのめんどくさい!
椰座、封印解放していい!?」

「封印って・・・。
あの封印?
ダメに決まって・・。」

少しあわて気味に抵抗する。

「んでも、椰座。
華葦にあんな事話して信じてもらえると思うか?
封印といたほうが早いって!」

苦笑いしながら、少し考えてやがて諦めた表情になる。

華葦が信じるという事はまずないと思ったのだろう。

「・・・分かった。
なら、俺の封印も解け。
あぁぁ、刻に知られたら怒られるな。」

「一日に二人も解いたら俺死ぬって。
冗談じゃない。」

「仕方が無いだろ?
俺の魔力を半分お前に注ぎ込む。
それなら良い問題ないでしょ。」

「ん~疲れるけど、それなら・・・。
華葦痛いけど我慢して。」

返事を聞き終わる前に居間にあった刀で華葦の背中と自分の背中を同時に刺す。

何故部屋に刀があるのかはさて置き、次の瞬間、とてつもない痛みと吐き気が同時に体全体に広がる。

「がはっ・・・。何・・するんだ風龍・・・」
そう言って、気を失う。

気を失ったのを見届けて、椰座は刀を握り締め呪文を念じる。

呪文を言い終えると同時に、目を開けてなど居られない様な青白い光が部屋中を包む。

数秒後、光は消えうせ、やっとの思いで目を開ける。

そこに立っていたのは、華葦では無く、白い羽を身に纏う、黒い髪のさらっとした顔立ちの良い青年だった。

一言

「柏様お久しぶりです。
いま一度お会いできた事を心から幸いに思います。」

「風龍か、久しぶりだな。
お前は・・閼伽か?」

柏の呼びかけに、椰座は跪く。

「さようでございます。
お久しぶりですね、柏。
風龍、俺も封印を解いてくれ。
・・・あぁ、閼伽が哀れだ。」

「了解。」

風龍は椰座の後ろに座る。

そして、椰座と片手を合わせもう片方の手で刀を握った。

そして、刀を握り締めた手を、自分の背中に持ってくる。

そしてそのまま前へ一直線に突き出した。

自分と一緒に椰座も突き刺す。

「ぐっ・・・はっ・・ん・・・。
・・・にゃろっ!解印!」

次の瞬間赤黒い光が広がった。

今度の光は、さっき程は強くは無かった。

眩しいが手で光を遮れば目を開けていられる程度である。

そこに現れた閼伽という者は、背中からは閼伽く透き通った羽が生え、紅い刺青が頬に浮かび上がっていた。

閼伽いとは言っても、透き通っていて綺麗な閼伽だ。

体は太陽の光を受けて、透けている。

その者はさっきまでそこに座っていた椰座とは思えないような冷酷な何かを放っている。

だが、顔立ちとしては椰座本人間違いはない。

閼伽と言う者は無口のまま、あらゆる方向に目を配り、柏を前に動きを止める。

そして、不審なものを見るような目で驚きながら口を開く。





第2結「欠けた記憶」






「・・・!柏か・・!」

そういいながら猛ダッシュで走ってくる柏に答え、こちらも逃れようと、とても早いスピードで回れ右をする。

「わぁわぁ!凄く嬉しいかも!
やっと目覚められたと思ったら!閼伽の封印を解ける上に、閼伽に逢えるし!
柏嬉!」

そう言って閼伽に凄い勢いで抱きつく。

・・・容赦が無い。

綺麗な顔立ちだが、頭の方は、、カナリやばいようだ。

あわてて避けようとした閼伽だが、余りの勢いに後ろにあった壁に激突した。

その上に覆いかぶさるように柏が乗っている。

その構図はまるで無愛想な男がいかにもバカな女に押し倒されている様な妙な光景だった。

いや、性格にはバカな男が乗っているのだが・・・。

「・・・。どけ」

「人前で・・・
しかも男同士でじゃれ付くって事は俺に出てけとでも言っているわけ?
でもねぇ、今の俺にはその望みは叶えられないんだよ。
一応兄だし。うん。」

風龍がある意味青春をしている二人にほぼ半目になりながら味気ない声で唸った。

風龍の形整った顔がその行為によって台無しになるのを見届け、やっと閼伽から柏が離れる。

確かにこの場から離れられる状況では無いのだと悟ったらしい。

何故なら、彼は手には刀、2箇所の背中と腹に貫通した様な穴があったのだから。

生きていられただけ幸いだと呼ぶべきだろう。

風龍の服には大量の血が、全身に滲んでいた。

「あっこれはこれは、風龍様。
俺のことを覚えておいでですかか?
きっと覚えてないですよねー・・・。
最後に合ったのも千年前な訳だし。
では改めて、華葦こと柏でございます。
千年前にはあなた様の手となり足となり!
あっ、さっきは格好をつけてましたが、気にしないで下されば嬉しいです。」

この発言に風龍はなんともいえない呆れを覚える。

ここはガツンと言ってやろう。

そう心に決めて、思いっきり息を吸う。

もちろん、合えた事の感激でも無く、今までの苛立ちをぶつけてやる為に。

「あのねぇ。
俺は、お前の事を忘れる分けないの。
血を分け合った兄弟だろ?!
しかも、手となり足となりって・・・。
俺がいつお前をパシリみたいに扱ったんだよ!?
それに閼伽が柏とあわせろってお願いしたんだから、甘えさせてやれよ。
それ以上は許さんが。
っていうかそろそろ俺の傷口治せよって。
俺の命をここで果てさせたくないな・・・いっ」

背中に大きな穴の開けた風龍は、急激に喋りすぎたのか、顔を顰めて苦しみだした。

どうやら、閼伽達の思っている以上に傷口は重症らしい。

その光景を見て、閼伽が慌てる事も無く、風龍に手を差し出す。

風龍に手を貸しいてる間も、閼伽は柏の愚痴を風龍にぶちまけていた。

それを聞きなが愚痴をぶちまけられている張本人に妙に同情し、その主を見る。

目の前の主は目に涙を浮かべて、じっとこちらを見ていた。

透き通った綺麗な顔は、一瞬にしてイメージを崩す。

だが、柏はこれはこれでマニア受けしそうな可愛い顔立ちにもなるのだ。

「まったく、何で現世と前世でこんなにも性格が違うのか・・・。
華葦とは大違い。
それよりさぁ、柏も閼伽に手伝って俺を早く治してくれない?
じゃないと俺死ぬから。」

「そうだぞ、俺一人にやらせるんじゃない。
と言うか、風龍はお前の弟だろうが。
それにこれはお前と俺でやらなければ出来ない事だろう。」

「あっそうだったね。
んじゃぁ、閼伽俺と手を合わせて?」

妙に嬉しそうな声で、閼伽の手を求める。

それに呆れながらも応じて、言われた通りに手を重ねた。

そして、二人は目を閉じる。

手を合わせていない方の手を主の背中にそっと当てる。

「「治癒の力を司る者
  
  朱と白が混ざり合う今 我らに力を

  神に作られし者よ
  
  我らに代わり 我らの主を

  お守りせよ」」

静かな部屋に物静かで優しい声(おと)が響き渡る。

まるで、綺麗な歌を聴いているようで心地が良い。

言い終えると、二人はゆっくりと目を開ける。

次の瞬間、空中に小さい光を放った魂(たま)がふわふわと現れた。

よく見るとその魂は薄い膜で、中身が透けている。

その中には妖精のような綺麗な羽を持った生き物がふわふわと静かに浮いている。

見るからに妖精は頼りない様に見える。

だが、そう思ったのはつかの間だった。

妖精のような生き物は光の魂を引き連れて、風龍の背中に密着する。

それが風龍の傷口をなぞる様に薄い膜を張った。

その薄い膜は、じわじわとピンク色の肉体を作っていく。

一本一本丁寧に神経を繋いでいく。

やがて、作ったとは思えないほどの本物の様な筋肉が出来上がる。

筋肉を作った後、次は皮膚を。

妖精と見られる生物は、抉れていない皮膚の部分を薄いフィルムの様なモノで繋いで、針で隙間無く縫っていく。

いくら妖精と言えども、傷を治す姿はとてもグロテスクだった。

肉体を作っている間、溢れ出る血に体を濡らしながらこつこつと作業を進めていく。

それはまるで人殺しの様な目をして、口元は口裂け女の様にあげている。

血がそれをよりいっそう不気味に見せる。

直しているのでは無くて、反対に壊しているのでは?と思わず聞きたくなるほど寒気が背中を逆撫でる。

ゆっくりと時間をかけて、やっと直った体を見る。

さっきまであった傷が嘘の様に、姿も形も残さずに消えていた。

閼伽と柏は無事に終わった姿を見て、ホッとため息を着いた。

「ご苦労であった。
お前達には褒美をやろう。」

風龍はそう言い放った。

まるで、自分が王様になったような口調で。

光を放った妖精は少し顔を赤らめた。

「いぇ、ご褒美など滅相もございません。
私達はやらなければいけないことをやったまでなので・・!」

慌てていう妖精に、綺麗な表情を浮かべる。

「うぅん。君達には助けてもらったからね。あっ、そうだ。俺に仕えてみない?多分悪い事は無いと思うから・・・ね?」

優しく言う風龍の言葉に、風莉菟の面影が重なる。

たとえ性格が違っていても、やはり同じ顔なのだ。

彼の笑顔は、ゆっくりと流れる綺麗な河を連想させた。

妖精はその笑顔に見とれ、しばらく身動きをとると言う事をわすれ、壊れた人形の様に固まっていた。

「って、聞こえてる?
あのね、それじゃぁご褒美じゃなくて、俺からのお願いってのはどうかな?
これから怪我する事が多くなるだろうから」

人形の様に固まっていた妖精が我に返る。

「わゎゎ、も、もちろんでございます!
私に出来る事なら何なりとお申し付けください。
あなた様に仕えられる事をとても嬉しく思います。」

「あらー。良い返事だこと。
んっ?そういえば名前聴いてなかったね。
俺の名前はね、風龍。
一応こいつらのご主人様。」

後ろに居る2人を指差しながら、苦笑する。

「もちろん知っていますよ?
風龍様は「rot Mond」で有名ですものね!
私はデュースでございます。
以後宜しくお願いしますね、風龍様。」

「へぇ、デュースか。
昔の友人と同じ名前だ。
ふむ、どうやらデュースとは相性が良いようだ。」

そういう風龍の目には、デュースの頭の上に写っている数字が見えていた。

78。

そう写っていた。

どうやらその数字は自分との相性を表すらしい。

「「rot Mond」か、久しぶりに聞いた気がする。
確か俺が昔捨てた名前だったっけ?」


「そうでございますよ。
「rot monat」という名前を捨てるのは、昔から最も恐れられていた事、それを何の迷いも無く捨てた風龍様はとてもご立派です!」

「うーん。
そうでもないと思うのだけどね。
まぁそう言ってくれると報われるねぇ。
それとさ、その敬語止めない?
これからはずっと一緒だと思うからね。」

そういった風龍は敬語が大が付く程嫌いだった。

自分が何故か皆と違う場所に立っている様な気がして、酷い吐き気に襲われるからである。

本当は、閼伽と柏に敬語を使われる事も余りよい気はしない。

「・・・わかったよ。
うん。分かった分かった。
敬語は止めますよ。」

風龍の顔色の悪さを察知したのか、デュースはすぐさま風龍の命令に従う。

あまりにも敬語とはかけ離れている発言に敬語を止めろと命令した風龍は心の中で扱けた自分がイメージ出来た。

「おっ!
よしよし、そんな感じでこれからは敬語絶対無し!
おうけい?」

「おっけい!任せてくれ!
いや、敬語は話しづらいし・・・。」

余りに元気の良さに、一瞬で心が軽くなった気がした。

これで、敬語の無い発言が約束されたのだ。

妖精はどうみても女にしか見えないのだが、発言から見ると、どうしても男なのではと思ってしまう。

「あっそうだ。
お前らもう戻ってもいいと思うぞ?
本来の目的は華葦に思い出させるって事だから。」

そうである。

本来の目的は、久しぶりに弟に会う事でもなく、華葦に説明をするのが面倒くさくて、そのためだけに自分が痛い目に会ってまでも封印を解いたのである。

何ともバカな話だ。

自分が自分に対して呆れていると、後ろで白っぽい光と赤っぽい光が同時に部屋へ放たれた。

その眩い白と赤の混じった光は、部屋の中で綺麗にグラデーションされた夕空の様に思えた。

やがて、その光は静かに音も無く消える。

「さてさて、華葦。
思い出した訳?」

本来の目的を問いかけてみる。

「・・・・。」

返事が無い。

それどころかずっと俯き、手を強く握り締めていた。

微かに震えているのが分かる。

「おぃ・・・。
そんなにショックだっ・・・」

「・・のお・・は・あんな・・だったのか」

「んだって?」

聞き取りづらい言葉を発する華葦にもっと大きい声で!と命令する。

「前世の俺はあんなバカな性格だったのか?!
最悪だ・・・。」

「え、ぇっとぉ。
突っ込みどころが違う気がしない?
俺の裏切った事とかー、俺達が兄弟だったとかー・・・。
ねぇ?椰座・・・?」

椰座にちらりと視線を向ける。

微かにだが、コクリとうなずく。

「ん?裏切られた記憶は無い。
だが、俺達が兄弟だったのは分かった。」

「ってことはわざわざ怪我してまでやった事が台無しってこと?あっでも、裏切りは見てないけど他のrot Monatの事とかは?」

少し考えた末、取り戻した記憶をたんたんと語りだす。

「あぁ、rot Monat。
確かドイツ語だったな。
略せば紅い月。
かつて地球の代わりをしていた星の事だろう?
その星というのも風龍、お前の事。
そして俺がrot Monatを破壊する為に作られた存在。
grau Monatだ。
紅と対立する「白い月」だろう?
つまり、俺達は兄弟だが敵同士に成る様に設定されたプログラムだ。
違うか?」

たんたんと話す華葦に、少し困った笑いで華葦を見やる。

「そう。
このプログラムを作ったのは誰なのか、目的は一体何かは分からなかった。
誰もかもが。
だがある日ある事件が起きて・・・。
いや、正確にはそうなるように仕向けた・・・が正しいのかもしれないな。
それでプログラムを作った者と目的が明らかになってしまったんだ。
それが、俺の裏切りに大いに関係がある。
それを不快に思ったある人物がプログラムを中途半端に消してしまったんだろうね。
どうやらそのせいで、俺達プログラムは記憶が全て残っている奴も居て、全く覚えていない奴も居るらしいよ。
今までの華葦みたいに、何も思い出す事も無く一生を送る人までもが居る。
むしろそれはそれで幸せ・・・かもね。」

「まぁ何にしろ、改印しても俺の記憶は正常に戻らなかった。
まだ知るべき時じゃないんだろ。
だったら、その時が来るまで俺は待つ。
で、これからどうすればいい?」

落ち着いている華葦に、風龍は妙に不快感を覚える。

1000年も前の記憶が戻ったら、誰だってあれは何だ、俺は何者なんだ、と深く追求されるのが落ちだと思っていた。

それを期待していたと言うことは無いが、やはり聞かれないとなれば少しもの悲しくなるものだ。

こんなに中途半端に話して本当にいいのだろうか、と言う罪悪感が残り、気持ちがすっきりしない。

だが、知られたくないことを、強制的に教える事も無いだろうと思い、華葦の言葉に従っておく事にした。

「うーん。
正直もっと問い詰められると思って覚悟してたんだけど・・・。
余り知っても良いことじゃないから、俺にとっても結構不都合だしね。
まぁ、急がなくてもいいな。
んじゃぁ、一応研究室、付いて来て貰って良い?」

「分かった。
その研究所に行く目的は?」」

ため息を着きながら、仕方なく承諾する。

そして、本来の目的を聞く。

「それが、分からないだよねぇ。
刻様は何をするか分から無いし。
取り敢えず連れて行って挨拶した方がいいと思ってさ。
っとその前に、変な連中と関わってしまいましたが、どういたす?
俺は死ぬべき?」

「あっ、俺もそれ気になってたんだよね。
1000年前は一応兄弟だったんだし・・・・
・・・どっち?」

「俺も既に関わっていただろう。
だからあの約束は無しだ。」

「よかったー。
死ぬのは正直怖いんだよね。」

「んじゃぁ、明日に備えて寝ますか。」

もうすっかり暗くなっている。

時計の針は3時を告げている。

仕事をして疲れて帰ってきた華葦には嬉しい言葉だが、さっきまで寝ていた風龍は絶えられないらしい。

「そういえば、寝てないな。
 俺は寝るが・・・」

「俺、ちょっと風に当たってくる。
 色々ありすぎて頭が変になってるから」

「そうか、6時までには帰って来い。」

「・・・うぃ、分かった。」

静かに扉の閉める音が響く。

「んじゃ、俺らは寝っか。おやすみ。」

「あぁ、おやすみ。」

静寂に包まれながら深い眠りに落ちた。




よしゃー。
まだ、話は書き綴っている途中だけど、出来たらどんどん乗せます!それでは!

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こんな事を

2006/12/28 11:26
mihadeg.jpg


こんな事をして見る私はバカですか。
壬晴を書くと字はこうなった・・・!

http://tanin.hanihoh.com/result/index.cgi?viewid=20061228-0007a54486317b6dde9ce8fadaf3e7601f4-1

ついでに壬晴で相性鑑定。

うはは。

2006/12/25 09:53
bou.jpg

皆さんこんちわー。
あっ、おはようだね。
上の帽子は梅田に行って自分で買ったものです。
あぁ、宵風っぽいな・・・とか思って、猛一つ色違いがあったのだけれど、こっち選んでしまった私はバカでした。
その日は寝ぼけていて、夢うつつだったのだよ。
こっち、宵風色じゃねぇじゃん!
もう一つの方が確実宵風色じゃん!と深く落ち込みました;
でもまぁ実際、自分にはこっちの色のが似合うと判明したのは後々気づいてからですけどね。
梅田のクリスマス当選会は20回中見事11回も4等出るし・・・。
そんなに4等いらねぇよ!とか思い、その景品を何も当たらなかった人にあげましたw



ham2.jpg


こちらはおかあやんに買って貰った物。
どうだ!綺麗であろう!<口調がホスト部環になってるが気にしないで
これ、めっちゃあったかい。
外出る時以外は一日中羽織ってるよw
本当は、着物買うか迷ったのだが、着物はアンマリ着る機械がないからなぁ、と思い、やめました。
着るならばとことん着たいタイプなのです。

ham.jpg


はい、バック姿。
今思う。
やっぱりこの柄が一番綺麗だ・・・!

そいではこの辺で。



はろぉ

2006/12/20 23:22
yukimi.jpg


私にとって雪壬がOKだと思った瞬間の隠の王・・・の模写。
はぁ・・・、違うサイトでこの絵みたって・・・?
そりゃ私のサイトですよ!ウヒヒ
そっちのサイトは隠の王小説メインのはずだったのですがー。
全然書いてません☆
もうやっぱり、イラストメインが私の本望らしいですね。
小説はいつでも書くことをやめられるので、つい気が抜けてしまって最後までかけません。
波に乗ってると気に書かなければ無リです。

自分にとってOKなCP↓
壬雪  ◎
ミハトバ○
ミハヨイ◎
ミハメイ◎
壬加  ○

駄目なCP
壬雷  ×
ミハコウ×
ミハガウ△

加→加藤さん
コウ→虹一
雷→雷光
メイ→雷鳴
となってます。
他は分かると思う。

mihasyoku.jpg


お食事壬晴。
作ってくれる人は想像してください。
ま、此れを書いたのは雪壬を発掘してしまった後なので、私の中では相手は雪見です・・・。
まぁ、顔が見えてないので誰でもいいですw
今気づいたけど、これ肩幅狭いなー。
書き直そう。
ケイタイだから色が悪い。

mihayo.jpg

相手は宵風


raid.jpg


雷光さん。


少しふろはいってきます。
続きは風呂上りにでもw

ある秋の日の宴

2006/12/12 17:48
初めて書くミハトバキスシーンアリの小説です。(トバミハかもしれない)
見たくない方は今すぐ非難を。
壬晴の○○○を祝い損ねたので、それを今此処に!
と言う感じで書いたので、やばいです。
昨日の夜から始めたのできっと文字が狂ってます。
それでもいいかたはストーリーどうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ある秋の日の宴」

「六条!」

少し肌寒さが感じられる秋の夕暮れ。

道行く人には、マフラーを付けている人が少しだが見られた。

樹からぶら下がっていた葉が、カサカサと音を立てて落葉する。

吹く風に身を任せながら、裏、表、と交互に姿を見せながら朽ち果てる。

落ちた葉は、何段にも重なり、赤や黄色や茶色と、色とりどりに道にじゅうたんを

広げた。

後ろから降りかかる、軽く弾んだ低い声。

俺にとっては無くてはならない、俺にしか向けられていない大切な声。

走って自分の名前を呼んでくる声に、無関心をわざと装う。

声を聞いた途端緩んでしまった口元を、軽く叩いて引き締め、ゆっくりと振り返っ

た。

「・・・何?」

走ってきたばかりの帷は、かすかに白い息を吐き、頬を紅く染めている。

何時も考え事ばかりして、難しい顔ばかりしている顔は、今日はやけににこやか

だった。

「それがだな、壬晴。
今日は俺の家で、パーティやるぞ!
清水や相澤も一緒だ。
残念ながら、ハナは発掘調査で出張に行っているがな。
悪いが今日は行かないと行っても連れて行く。
強制だからな。」

「別に断る理由も無いけど・・・。
何で又パーティなの?
何か記念日とかだった?」

首をかしげる壬晴に、帷は呆れながらも、苦笑いの様な笑顔を振りまいた。

無関心な壬晴がこの日を覚えていない事など、百の承知だった。

「お前なぁ。やっぱり忘れたのか。
まぁいい。とりあえず俺の家で、清水たちが待ってるから。
ほら行くぞ。」

そう言って壬晴の手を引いた。

だが、歩き出した帷の足が、空中でビクッと止まってしまった。

後ろを振り返ると、疑心を装った壬晴がこっちをじっと見て動かなかった。

「一体何の日なの?
教えてくれるまでは俺、行かないから。」

「言っただろ?強制だって。
行ったら教えなくても分かるから。」

こちらに戻ってくるなり、バックを抱えるように、壬晴をヒョイッと抱え揚げる。

「とりあえず走るから暴れるなよ?」そういい残すと、自宅に向かって走りだす。

因みに自転車は乗れない代わりに、帷の足はとてつもなく速かった。

道行く人々は、2人分ある体を危険に会いながらも勝手に避けてくれた。


「・・・ねぇ先生。
バスに乗った方が、早いんじゃないかな?
それに周りの人、迷惑そうだし。」

「・・・!俺は乗り物が苦手だっ!
絶対に乗るか!
それに、今すれ違っている人は一生合わないかも知れないだろ?
そんなこと気にしていたら、お前を担げないだろう。
もうちょいスピード出すから、しっかり捕まっときなさい。」

「分かったよ。掴める様なものは無いけど。」

「・・・黙りなさい。」

その瞬間、帷は急速に加速した。

走っているため、顔に当たる風が早くて冷たい。

余りにも強い風に、時折目が開けていられない事さえあった。

やがて、目には、木々に囲まれた和風の大きな家がポツリと移る。

まだ指で数えるほどしか見ていない家に、慣れていない。

「さぁ、ついた。
壬晴、戸を開けてみろ。」

ニッコリ笑う帷に、抵抗を失ってしまった。

言われるがままに、目の前にある戸をゆっくりとあける。

そこには暗い廊下が広がっていて、誰が居る気配も無かった。

ただ、家が持つ独特の臭いが、そこら中を穂のかに匂うだけだった。

「・・・なんだ、誰もいないんじゃん。」

そう呟いた直後、誰も触っていないはずの電気が、独りでに付いた。

殆ど同時に、パァンと言う3つのクラッカー音が、後ろ、前、左に鳴り響いた。

余りに凄い音で、とっさに片目がおり、耳を塞いだ。

「「「お誕生日おめでとう!壬晴」」」「君」!」

余りにも唐突の出来事に、思いっきり目を見開いた。

そういえば今日は、10月10日・・・。

俺の誕生日だっけ。

この頃色々あって忘れていた。

唖然としている壬晴を、雷鳴が「遅いよ壬晴~!ほら、こっち!」と手を引いて

いく。

しばらく多くの部屋を通り、居間に誘導された。

居間にあったテーブルには、埃が付かないようにする為か、銀色のカバーがかぶせ

られていた。

それに雷鳴が手をかける。

「壬晴!此れはまず、ハナからのプレゼントだ。
本当は出席するはずだったが、出張が入ったからってな。
ハナの一番の得意な物だ。
清水、空けてくれ。」

雷鳴によって、銀のカバーは外される。

その中には”壬晴君お誕生日オメデトウ。”とチョコに書かれた少し大きめのケ

ーキがあった。

チョコの周りを囲むように、一番外側にイチゴ、その次にメロン、その次にブドウと

言う具合に、色とりどりに美味しそうなフルーツが並べられていた。

「・・・此れ、英さんが?」

「そうだよ!壬晴君。
君が来るまで雷鳴さん、今にも食べそうな勢いで危なかったんだよ。」

「えへへへへ。
だって美味しそうじゃん!
それより、早く食べようよ・・・!
お腹すいたー!
っとその前に。
はい、これ。」

雷鳴から手渡しされたそれは、ベージュの小さな丸い箱に、紅いチェックのリボン

で、しっかりラッピングされていた。

「・・・有難う。」

そう言って鞄にしまおうとする壬晴に、雷鳴達があけないの!?と驚きの色を見

せる。

「帰ってからゆっくり開けようと思ったんだけど・・・。
中身が気になるし・・・。」

そう言ってリボンをするっと解く。

包装紙をセロテープで敗れないように丁寧にゆっくりと剥がしていく。

その間中、雷鳴は気に入るかは分かんないよ?と、ずっと繰り返していた。

しばらくしてようやく、プレゼントが顔を出した。

「おっ?何をプレゼントしたんだ?」

「・・・・ネックレス?」

それは、卵型のガラスの両端に、金属が溶接された、とてもシンプルなネックレス

だった。

卵に王冠が取り巻いているようにも見える。

「壬晴に似合うかどうかは迷わなくてもよかったんだけど・・・!
壬晴何でも似合いそうだから・・・。
好きなデザインまではよくわかんないからさ・・・。」

「・・・有難う。
綺麗・・・凄く。
大切にする。」

貰ったネックレスを、壊れないように丁寧に首に吊るす。

「わぁ!良かった!
よく似合うよ壬晴!」

「そうだな、うん。
似合うぞ、六条。」

「壬晴君、良かったね。
凄く似合ってるよ。
あっそれと、はい、此れは僕から。
壬晴君、よくパーカー着てるから、どうかなって思ったんだけど。」

虹一によって渡されたそれは、中途半端丈のピチッとしたパーカーに、渋い目の

紫がベースで、バックには白く書かれたトラの顔が、前には胸より少し上の方に、

トラの足跡がいくつかプリントされていた。

「虹一有難う。
着るか分かんないけど一応取っておくよ。」

「酷いなー壬晴君。
一度でも良いから着てよ。」

「・・・考えとく。」

鞄に服を直しながら、虹一に向けてにやりと笑う。

「さ、プレゼント渡した事だし、ハナが作ったケーキ、食べるぞ。」

「わーい!ケーキィ!」

雷鳴の口元が一瞬にして綻んだ。

帷はキッチンから、お皿を3枚と、フォークを3個、そしてケーキを切るための包丁

を取り出してきた。

「帷先生!均等に切ってよ!?
出来ないなら私がやったげようか!」

「とか言ってお前・・・。
自分の、でかくきる気だろ。
これでも俺は料理は出来る。
俺に任せろ。」

「も~、雷鳴さんは、大食いなんだから。
ねぇ、壬晴君。」

「ウン。」

「即答かよ!
酷いよ壬晴ぅぅ!
虹一なんか嫌いだー!」

虹一にパンチを繰り出し、暴れる雷鳴をよそに、慣れた手さばきでケーキを均等

に分ける。

切ったケーキを、お皿の上に崩れないように慎重に乗せ、壬晴用に作られたチョ

コレートをその上にそっと置いた。

「ほら、壬晴。
ハナが作ったんだから、味わって食えよ。」

「言われなくても分かってるよ。」

全員のケーキを配り終えると、皆で一斉に「頂きます」と手を合わせる。

最初に被り付いたのは、壬晴でもなく雷鳴だった。

「んー!英さん料理上手~!
美味しいよー!」

「そうだね。凄く美味しいね!」

「そうだろう!
ハナの一番の得意料理だからな!
ウマイに決まっている。」

壬晴は心の中で、驚いた。

今まで生きてきた人生の中で、此れが一番美味しいケーキだったからだ。

きっと誰が食べても、英の料理をまずいと言う者は居ないだろう。と思わせるよう

な、そんなケーキだった。

自分のために作ってくれたケーキだと思うと、食べるのが少しもったいない様な気

さえした。

ゆっくりと味わって食べる壬晴を見て、皆安堵する。

どうやら、ケーキは美味しかったようだ。

ゆっくりだが、確実に減っているのが見えたからだ。

やがて、たっぷりとお皿に乗せられたケーキは、全て平らげられた。

「いやー本当に美味しかったよ!
お店開けるんじゃないかな?ってくらいに美味しかったよ!
今度、英さんに教えてもらいたいな!」

「あぁ、ハナは料理好きだから、忙しくない時なら教えてくれるんじゃないか?
たまに来てみるといい。」

「・・・雷鳴がお菓子作り?
似合わないね。」

壬晴はぐさっとくる一言を遠慮なく発する。

雷鳴の胸に鋭い矢が刺さる。

「壬晴・・・。
私はそんなに料理できなく見えるのかな・・。
此れでも結構出」「来るの?」

雷鳴の声に自分の声を重ねた。

「出来るさ!
林檎切るとか、じゃがいも切るとか・・・!」

「ねぇ、先生・・・。
それって料理の内に入るの?」

「いや・・・どうだろうな?
切った後の事が出来たら料理と言うのだろうが、切るだけと言うのはさすがに・・・

・。」

「二人とも、雷鳴さんを虐めるのやめなよ。
雷鳴さんだって一応女の子なんだし・・・!」

「一、応?
誰が一応だって・・・?!
虹一ぶっ殺す!」

そういうなり、手元にあった刀を握り締めた。
刀をするりと抜き、それをそのまま虹一に向かって振り下ろす。

「うゎぁ!ら、雷鳴さん落ち着いて・・・!
ってぅわぁぁぁぁ」

「こら!清水、相澤!
俺のうちで暴れるなー!
家を破壊するなぁぁぁぁぁぁ!」

「雷鳴、虹一。
近所迷惑だよ。
それに、雷鳴。
そこまで言うなら、来年の俺の誕生日に雷鳴がケーキ作ってよ。
俺、多分自分の誕生日忘れると思うから。
雷鳴なら忘れないでしょ?」

「み・・・!壬晴ぅ!」

泣きながら雷鳴は壬晴の手を強く握った。

「絶対絶対作るから!
それまでに絶対に上手くなるからね!」

「ウン。
でも雷鳴。
俺は雷鳴の作ったものなら美味しくなくても食べるよ。
ほら、俺達って、友達だから。」

そう言ってちらりと虹一を見る。

そしてにやりと子悪魔笑顔を見せた。

帷と虹一が同時にびくりと肩を震わせた。

2人とは裏腹に、雷鳴は壬晴に抱きついて、うれし泣きをしていた。

やがて壬晴は、あることを思い出したかと思うと、帷に尋ねた。

「ねぇ、先生?」

突然の呼びかけに、先ほどまでの緊張が解かれる。

「なんだ?」

「雲平先生は無いの?
俺へのプレゼント・・・。」

「んー、あると言えばあるが・・・。
後で渡す。」

「ふーん。
ま、いいや。
別にくれなくてもいいし。」

そういうと壬晴はそっぽを向いてしまった。

この後にもらえるプレゼントが何なのかは知らずに。

帷は、これからあげようとしているプレゼントのことを考えて、急に恥ずかしくなる。

耳と顔が妙に熱くなった。

それでも、何ヶ月も前から考えていたプレゼントを渡さないわけには行かなかった



顔を紅くしている帷をよそに、雷鳴が突然声を上げる。

「よーしっ!来年の壬晴の誕生日に向けて今日からお菓子作りに励むから、もう

帰るね!
ほら、虹一も帰るよ!
お菓子作り手伝えーーーー!」

「ら、雷鳴さん!?
ケーキ本当に作れるの!?
ってか作り方は・・・?
ってうわぁぁ!」

「それじゃぁね、壬晴!先生!
壬晴、又明日学校でね!」

そういいながら、虹一を引きずっていない方の手で、犬を作る。

それに対応するように、壬晴もやり返す。

「み、壬晴君、先生、さよなら!」

引きずられて、眼鏡がずれていた虹一は、弱弱しくだが手を振った。

段々小さくなっていく2つの影に、帷は「暗いから気をつけて帰れよ!清水!程

ほどにしろよ!」と大声で叫んだ。

一瞬だけ振り返って、「はーい!」と元気な返事をし、又向こうを向いて歩いて

いった。

影が見えなくなるまで見送った後、帷の服が引っ張られる。

「・・・んで、先生のプレゼントって何?」

少し上を見ながら首をかしげる。

帷は自分がプレゼントを渡していない事に気が付くと、又顔が赤くなった。

「・・・しんどいの?
顔紅いけど。
もしかして熱あった?」

「いや、すまないなんでもない。
プレゼント・・・だったな。」

コホン。

咳払いを一つすると、スーツの内ポケットから、小さな箱を取り出した。

その小さな箱を壬晴の顔の前にもっていき、ゆっくりと慎重に開ける。

壬晴の目が、これ以上無いと言うほどに見開かれた。

それは、小さく綺麗な宝石が埋め込まれ、少しねじりのある、幅の広い指輪だっ

た。

「・・・結婚は出来ないが、好きだ。
一応、此れはだな。
ペアなんだが・・・、その・・・。
お前は指につけても首にネックレスとしてつけてもどっちでもいい。
俺はそういうわけにはいかないから、首につける。」

手を軽く上げて、既にはめ込まれた指輪を見せる。

「・・・なるほどね。
ようやくなんで隠してたのか、分かった。
有難う・・・。
凄く嬉しい。
一生・・・一生大切にする。」

壬晴の手が、帷の紅くなった頬に優しく触れた。

その小さな手は、とても冷え切っていて、とてもいとおしかった。

そしてゆっくりと、帷に少しでも近づこうと爪先立ちになった。

壬晴の行為を察したのか、まだ足りない身長さを、帷は少しかがんで補う。

次の瞬間、壬晴の冷たい唇が、帷の温かい唇に軽く触れる。

無関心な壬晴の頭が真っ白になるほど、温かく、心地が良い。

出来ればずっとこうしていたいと思った。

だが、帷の唇はゆっくりと離れていく。

「何度やっても恥ずかしいな。」

そう言ってニカッと笑う帷が、余りにも愛しかった。

自分でも分からないままに、壬晴の手が帷のネクタイを掴み、引っ張った。

グイッ。

突然の出来事に、帷はよろけた。

「こんなのじゃ、足りないよ」

優しく囁いて、相手の唇に自分の唇を重ねる。

「ん・・・っ。」

「帷、口開けて・・・?」

ゆっくりと舌の進入を許可する。

お互いの舌を撫であって、存在を確かめ合う。

「んっ・・・ふ・・・う・・・」

息が苦しくなったのか、壬晴が帷の背中を軽くノックする。

ゆっくりと唇を壬晴からはなした。

「しんどいか・・・?
悪い。
幸せすぎてつい力の加減が・・・。」

「いいよ。
俺も・・・俺も幸せ・・・だったし。
ね、此れ、指に嵌めてよ。」

壬晴が言うと、帷は照れくさそうに壬晴から指輪を貰う。

もう差し出されていた細い手に、するりと指輪を嵌める。

そして、帷は、首から下げられた、細かいチェーンを引っ張り出して、指輪を見せ

た。

「ほら、此れが俺のだ。
肌身離さずもっといてくれるか?」

「・・・もちろん。
一生大切にするって言ったでしょう?」

「あぁ、そうだったな。」

そう言って小さい体を抱きしめた。

「もう、遅いから帰らないと・・・。
帷先生こそ、失くしちゃ駄目だからね?」


「言われなくても分かってるよ。
送っていくぞ。」

「・・・いいよ。
先生バス乗れないでしょ?
歩いて帰ってたら何時になるか分かんないよ。」

帷の誘いをやんわりと断る。

そして、帷からゆっくりはなれ、少し振り向く。

「・・・さよなら。」

「あぁ、気をつけて帰れよ?」

「分かった。」

そう言って前に向き直る。

もう一度、薬指に嵌められた指輪を見て、少しだけ微笑んだ。

「・・・一生大切にするよ。」

その声は壬晴以外の誰にも、静かにゆれる木々でさえも聞き取る事が出来な

かった。


---HAPPY BIRTH DAY MIHARU----
[ある秋の日の宴]の続きを読む

2006/12/10 00:41
[漢字バトン ]


*好きな漢字を3つ。*
「移」「幻」「空」

・「移」・・・移ると言う言葉がまず好きだ。
       移ると言う意味には沢山あるが、人の心が移り変わって       いくと言う意味で自分は好き。
       それに、人を試すのも結構好きだし、観察するのも好き       な訳だから、人の態度に敏感な自分のまさに好きな漢字       だったりする。

・「幻」・・・幻はいいです。
       一瞬だけでも幸せにしてくれるからさ☆
       あっ、でも、たまに悲しい幻を見るからそれは勘弁して       欲しいです。

・「空」・・・空はとにかく毎日移ろっていく雲の形や、空の色に惚れ       惚れします。
       夕焼けなんかは最高ですよ。
       自分のベランダは丁度、日の沈む姿が丸見えで美しいで       す。


*1* 前の人が質問2で答えた漢字に対して自分が持つイメージは?

・「夜」・・・色々な物を隠してくれます。
       太陽も人も涙も気持ちも時には月さえ隠します。
       その中でも昼には見えない物を見せてくれます。
       例えば月、蛍、光、そして夢。
       人間にとっては無くては生きていけない物。
       
・「蝶」・・・短い人生を必死に生きています。
       美しい羽を広げて懸命に相手を探します。
       何処と無く行き先を知らずにふわふわ飛び回る生物。

・「海」・・・空と唯一交じり合う物。
       沢山の生物の源。
       人間の産みの親。
       「母なる大地」とでも言っておきましょう。
       

*2* 次の人に回す漢字を3つ。
「嘘」「堕」「希」

*3* 大切にしたい漢字を3つ。
「我」 「家」 「自」

・「我」・・・自分を見落とさない事。
       どんな状況であっても、決して自分ではない誰かにはな       らない・・・と誓いたいw

・「家」・・・家族の事。
       どんなにきつい事を言われようが、怒られようが、家族       は家族。
       それに自分自身大切だと思うのでこれからも大切にした       い。

・「自」・・・自由。
       これは絶対に無くては生きていけません。
       縛り付けられるのはごめんです。
       自分が気まぐれなばかりにw
       でも自由が無ければ人って生きていけないようなもんで       しょ?と自分は思う。     
       彼氏が束縛とかそんなんするんだったらきっぱり別れま       すよ。(どんなに好きでも)

*4* 漢字のことをどう思う?

カッコいいです。
知らない漢字があればとっさに調べます。
一つ分かれば活用できるところが面白いです。

*5* 最後にあなたの好きな四文字熟語を教えてください。
この質問はパスです。
頭が良くないので分かりません。

*バトンを回す人とその人をイメージする漢字を。*

ケイ「得」

このバトンは「青い蛹」さんから回ってきました。
私のイメージは「長」らしいです。
きっと、ブログの文が毎回毎回長いからだろうなとかおもいますw
ケイ、面倒だったら答えなくていいよー。



回ってきたのでやってみましょう。

Q1.まず、何をしたい?
男物の服をとにかく着まくる。

Q2.一つだけ性転換した上でこれだけは必要だと思うものは?
ワックス・・・?

Q3.異性の著名人、誰のファッションをお手本にしますか?
えっと、好みがばれたくないので秘密で。

Q4.そして、どんなタイプの人を好きになりますか?
そうだな、華奢で煩くなくて(殆ど喋らない)、守ってあげたくなるような綺麗な子かな。
結構、性格が大人しいめで教室の隅でずっと読書してる感じの子。

Q5.もし、芸能人で付き合えるなら、同性の芸能人で誰が良い?
んーと、、、いまの所、自分の好みは居ないですね。
可愛いと思っても綺麗と思うような人は同年代で居ませんから。
ってあ、いた。
中島美嘉とか・・・!
あの方は綺麗で守ってあげたくなります。
それに静かそうだしw

Q6.では、友達の中で恋人にするなら誰ですか?同性で一人選んで愛の告白を!!

M.Yかな。細い子には目が無いのです。
それにそれなりに可愛い子だし。

Q7.友達の中で、この人の異性ver.を見てみたい!という人は誰?

やっぱりM.Yかな。
あっあと、S.Tとか。
この子はもう、女の子であって男の子の様な子だから、見てみたいな。
言うならば実写版壬晴みたいなそんな子ですね。
化粧もしないのに睫が長いのです。
それに何よりほっそい!
髪型も何時もショートカットで、歩き方もまさにいい感じ。
あと、アンマリ顔は好みではないがI.Hとかね。
ってか、性格が男の子っぽかったらだれでも見てみたいものです。

バトン終了です。
次はケイお願いしやす。

コッカラ過去話。
私もたまに男みたいと言われる事があります。
ある日塾の帰り道。
傘を忘れて困っている子に、「傘一緒に入る?」と聞いた時の事でした。
何故かその時はテンションが低くて、声が自然に低くなってたのでした。
それを聞いた女の子I.Kは「hanahati、今男みたいだったー。」とびっくりしてたのだよ。
「えっ?何で?」

「声低かったし、今の服装男っぽいし。笑」

確かにそうでした。
声→低かった。
服装→骸骨の書いたTシャツに、前に写真を載せた黒いジャケット、その下には十字架の書いたジーパン。
ウワーなにこれ、とか思っちゃったわけですよ。
その後、気分が優れなかったので「やっぱ一人で帰って?」といって急ぎ足で去っていった自分は悪いでしょうか?w
きっとI.Kはポカーンですよ。
きっとね。
まぁ、そんな感じ。
ってなわけで、今日は眠いのでもう寝ます。

そういえば、USJに明日行きます。
6時半起きで。
なんか、大物女優が来るか来ないかでなんかイベントがあるらしいです。
誰かはしらないけど。
見に行きます。
そいではー!


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